Meet Source Trip

カメラ片手に世界をブラブラする28歳の世界一周旅行記

イスタンブールでぼったくられたお金を取り返した件

   

【3/23】

DSC_4167

先日のイスタンブールぼったくり事件。(勝手に事件にしてますが)

 

実は続きがあったんです。

 

この日は夜行バスで次の場所、カッパドキアへ向かう予定でしたが、ある旅人さんの一言で再度イスタンブールへ戻ることにしました。

僕はぼったくりに遭った後、その内容を数日後にFacebookに投稿したのですが、旅を続けていれば友達も増えてくるわけで、

旅人の友達の友達の人が僕の投稿を目にされたみたいで、メッセージを下さった方がいました。

以前、知り合いにも同じ被害に遭った人がいて、お金を取り返した人がいるから頑張って取り返して下さい!と、こんな赤の他人の僕に応援のメッセージをくれたんです。

 

正直、時間が立てばぼったくられた時のショックや恐怖感よりも苛立ちの方が大きくなって来ていたのも事実で。騙された額も額ですし、そりゃあ取り返せるもんなら半分でもいいから取り返したいものですよ。

また、今回トルコは結構余裕を持ってスケジュールを組んでいたので、再度イスタンブールへ戻るだけの時間的な余裕もありました。

僕も騙された後ネットで取り返した事例があるか調べはしたのですが、泣き寝入りするパターンがほとんどみたいに書いてあったので諦めていたのですが、ハッキリと取り返したという事例があるなら行かないわけにはいきません。

 

ということで、思わぬ形で喝を入れて頂き、急きょイスタンブールへ引き返します。

 

前回同様、今回も結論から先に言うと、ぼったくられたクラブへ行き(もう二度と行くことは無いと思っていましたが)、そこのボスに会い、支払った金額の半分の1000リラ(約4万7千円)を取り返してきました。

 

そうです、今でも信じられませんが、取り返すことが出来たのです。
実際、店の場所も名前も覚えていませんでしたが、店に入る直前、たまたま店の前の通りを写真に収めていて、その1枚の写真から店を探し当てることができました。

 

ここにきて、大好きな写真に救われるという奇跡。

日々、なんでもかんでもパシャパシャ撮っている自分に感謝。

 

 

イスタンブールについてからは、まず最初に向かったのは警察。取り返すには警察協力がかかせません。一人で乗り込んでも何されるかわかりませんからね。

夜行バスで朝イスタンブールに到着し、昼過ぎに警察へと向かいました。

そして、そこで今回の件を説明したんですが、案の定、最初の方は全く相手にしてくれません。おそらくこのような件のぼったくり被害は後をたたないのでしょう、警察も全部まともに対応していたら仕事になりません。

ただ、こちらも必死。英語は話せる方ではないけど、とにかくぼったくりに遭ってこれだけの金額を取られたということを一生懸命伝えます。

すると割と親切そうな1人の警官が「分かった、その件についてはこちらで対応しよう。でもそのバーは今の時間は閉まっているからバーが開く夜8時にもう一度ここへ来てくれ。」

と。

なんとか警察に協力してもらうという1つ目のハードをクリアし、定刻の時間に再び警察署へ。

昼間に約束を取り付け、一安心していた僕でしたが、実際に署内へ足を運んでみるとそこは完全にアウェー。

昼間あれだけ説明したにも関わらず

「どうしたいの?」

「いつ?どこで?誰と?証拠は?もっと詳しい情報を説明して。」

「警察は企業からお金を取り上げることはできない。それは大問題なんだ。」←これ10回以上言われた

「ボスのところまで付いて行くのはいいが、俺はただの通訳だからな。やるのは全部お前だ。」

「以前似たような事件で警察が二人やられたんだ。出来れば事を荒立てたくないんだよ。」

と、何かにつけて交渉に行くのを嫌がります。

それでもここまで来て引き返す気はさらさらなかったですし、実際に取り返した事例があるなら強気でいくのみです。

そして、店の場所、店の名前、お金を引き出したATM、騙された経緯を一から説明することで、最終的には警察の協力を経て、クラブのボスとの交渉へ運びとなりました。

 

ここからは話の流れをざっくりと。

 

店に入ると下っ端と思われる部下達が10人くらい。あらかじめ僕が来るのが分かっていたのか(おそらく警察が連絡入れていたんでしょう)、

「何の御用でしょう?とりあえず、こちらへ座りましょうか。」

と、あたたかく?(笑)迎え入れてくれました。

最初はその下っ端10人くらいに囲まれながら事情を説明してお金を返して欲しいと言っていたのでが、途中からこの店のボスが登場。

リーゼントヘアにスーツを着た、いかにもこっちの世界の人、といった容姿。

ボスが参上したということで違うテーブルへ呼ばれ、そこでボスと対面、一対一で座って交渉を行ないます。

(ちなみに、警察も一緒について来てくれていますが、警察は交渉に関しては一切関与しません。)

 

ここからどんな交渉になるのだろう、、と体の底から自然と恐怖感が芽生えてくるわけですが、そこは腹をくくって今回の件について事情を説明します。騙されてこの店に連れてこられて、2000リラという大金を騙し取られた、ということを。

「バカ言っちゃいけないよ、坊や」

と言われるかと思いきや、意外にもボスは穏やかな表情で僕の話を聞いてくれて

「事情は分かりました。では750リラどうでしょう?」

と、実際に内ポケットから財布を取り出し、僕の目の前に750リラ分の札束を広げます。

 

喉から手が出るほど返して欲しいお金。。

 

でも、自分としては最低でも半分の1000リラは返してほしかったので、その条件は飲めないと主張。この時は自分でもかなり気合いを入れていて、店に来たからには1000リラは絶対取り返すという気持ちでした。笑

ただ、ボスもそれはのめないと一点張り。君は実際にこの店でお酒を飲み、女の子達と会話し、ダンスを楽しんだ。その様子は防犯カメラにもしっかり映っているんだよ。と。

確かに、、おっしゃる通りでございます。。その時は酔っぱらって楽しんではいました。。

 

にしても、高過ぎる。そしてここで引いたら男じゃない。やっぱり最低でも半分は返してもらわないと。

 

お互い譲らないまま、数回のやり取りを重ね、話も煮詰まり交渉は難航。

 

「そろそろ決着つけないとヤバいな、、」という雰囲気になってきたところで、一世一代のカケに出ることにしました。

「実は僕、学生なんです。休みの期間を利用して世界を回っているんです。もしここでこれだけのお金を騙し取られることがなければ、もっと多くの場所に行けて、もっと多くの出会いがあったはずだったんです。」

と。

完全にハッタリかましてやりました。よくこうウソがすらすら出てくるなと自分でも感心。まさしく目には目を、歯には歯を、騙されたら騙し返す、ということで。

本当は学生じゃないという事がバレたら、後で何されるか分からないスリル満点のカケでしたが、その一言を放った瞬間、ボスの顔から力が抜け、ほどなくして1000リラを僕にそっと手渡してくれました。

 

いや、正直1000リラでも全然足りないんですけどね。笑
でもこれ以上はさすがに無理だったので、1000リラを握りしめて、付き添ってくれた警察官にお礼を言い、そのクラブを後にしました。

 

もちろん、お金を取り返して宿に着くまでは気が気じゃなかったです。

多くの人でごった返していたガラタのメインストリートを、何度も後ろを振り返り、逃げる様にして、一人黙々と宿までの道のりを歩きました。

 

そして、特に問題なく宿に到着。

 

なんというか、宿に着いたらそれまでの出来事が、本当に現実のものだったのか、夢でも見ていたんじゃないかという錯覚に陥り、しばしの間、放心状態。笑

目の前にある1000リラだけが、唯一そのことを証明してくれる「リアル」でした。

 

と。

 

こんな感じが話の大まかな流れですが、もし今後このような事件、事故に巻き込まれた時に知っておいて欲しい事がいくつかあります。

(被害に遭った人がネットで検索して、取り返した事例を探す場合があるので。現に僕がそうだったように)

 

まずは、被害にあったら必ず警察へ行くこと。ダメ元でもいいから、とにかに相談する。英語ができなくてもいいから知ってる限りの単語を使って説明する。できる限りの証拠を持って。

そして、今回お金を取り返すことが出来たのは、言うまでもなく警察の助けがあったからに違いありませんが、1つ勘違いしてはいけないのは「警察がお金を取り返してくれるわけではない」ということ。取り返すのは「自分」。ボスに会い、直接説明するのも「自分」。いくら返してほしいか決めるのも「自分」。
その辺りを勘違いしたらダメなんだなと。

正直、警察も面倒くさいからこんなことやりたくないんです。夜のクラブのバックにはヤクザなんかもいるから出来れば事を穏便に済ませたい。

上にも書きましたが、警察に事情を説明しに行っても何かにつけて交渉に行くのを嫌がります。

警察署内で4,5人の警察官に囲まれながら、何とか説得し、通訳の警察官と一緒にクラブに向かっている最中も、

「このままタクシーに乗ってホテルに帰れば、楽に済むんだぞ。もうお金の事は忘れろよ。」

と、最後の最後まで行くのを嫌がってました。

大事なのは、どんなに面倒くさがられても、折れずに粘る事です。

 

僕が今回粘りに粘って最終的にお金を取り返す事が出来たのは、メッセージをくれた旅人さんが言った
「悔しいですよね!自分も同じ経験をしたのでわかります!頑張って取り返して下さい!」

の一言でした。
その人は、ほんとにたまたまFacebookの投稿を見てくれたみたいなのですが、その一言がなかったら、わざわざ別の場所から戻ってまで取り返そうとは思わなかったです。その旅人さんにはほんとーーに感謝です。マジで通りすがりの神様です。この件については、日本に戻ってからしっかりお礼がしたいなと。

 

そんな感じで、色々ありましたが意外な形で今回の件を無事(?)消化することができました。
旅人に限らず、みなさんも旅行する際はほんとーーに気をつけて下さい。僕みたいなバカをやらないで下さい。笑

以上がぼったくり事件最終章でした。

 

次は当初パムッカレから向かう予定だったカッパドキアへ向かいます。

 

 - トルコ

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