Meet Source Trip

カメラ片手に世界をブラブラする28歳の世界一周旅行記

スコットランド独立運動

   

【9/18】

スコットランドを訪れたのは観光のためでもありますが、このタイミングで訪れたのにはもう1つ別の理由がありまして。

 

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それが、スコットランド独立運動

前回も少し書きましたが、もともとスコットランドは一国として成り立っていた国。それが武力によってイングランドに吸収合併された歴史があるため、独自の文化や強い民族性を持つこの国では、これまでの歴史においても再三に渡り独立運動が行なわれてきました。

 

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そして、その独立運動の転換期となったのが1997年の労働党・ブレア政権の誕生。この時の内閣には多くのスコットランド出身者がいたため、地方分権という名目上スコットランド会議を設立し、今回の独立是非を問う住民投票にまでこぎ着けたのです。

 

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まぁ、日本の政治でもそうですが政権が簡単に入れ替わるなんてことは滅多にありませんよね。ましてや国の独立。しかも一時期は全世界を制圧していたともされる大英帝国が分裂するなんて話ならなおのこと。

 

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もちろんこの独立運動も当初はそこまで期待されておらず、それを分かった上でイギリスの中央政府も独立に関する住民投票の権利をスコットランド側に与えました。

ただ蓋を開けてみるとビックリ。直前の世論調査では独立賛成派が反対派を上回るといった波乱の展開に。

これは、独立することでスコットランドの海域にある北海油田の莫大なインカムが期待できること、またそのお手本とも言えるノルウェーがEUと距離を取りつつ上手くやっていることなどが独立運気を押し上げる要因となっていました。

 

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それに慌てたイギリスのキャメロン首相は投票一週間前に急きょスコットランドを訪問し、「スコットランドがイギリスにとどまる事を強く願う」といった訴えを市民に対して行なったほどでした。

とまぁ前置きが長くなってしまいましたが、この一連の流れをイギリスに滞在しながら見ていて「行くなら今しかない!」と思い住民投票が行なわれる数日前にスコットランド入りし、その様子を見てきました。

 

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街はご覧の通り賛成派と反対派のプロモーション合戦。

シールやバッチを配っては街のあちこちでバチバチ火花を散らしていました。

 

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また街には多くのテレビ関係者が取材に来ていました。

 

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今回スコットランドでは、富裕層が多く住むと言われている首都エディンバラと、貧困層が多く住むと言われているスコットランド最大の都市グラスゴーへ行ってきました。

 

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「現状維持、安定」を求める富裕層が多いエディンバラでは上の写真のように子供を抱えた奥様世代が「反対派」として活動していました。やはり子供の「教育」や「将来」、自らの老後を考えると、今無理に独立するよりはイギリスの一部として安定した生活を送りたいと考える人が多いのでしょう。

 

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ただ夜になると独立「賛成派」の大行進がはじまり、

 

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道路は多くの人と熱気で埋め尽くされました。

 

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歌って踊ってのどんちゃん騒ぎ。

国の独立をかけた住民の熱量をこれでもかってくらい肌で感じながら、投票前夜をエディンバラで過しました。

 

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ここまでが投票前夜の首都エディンバラ。

 

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そして、翌日は貧困層が多いと言われているグラスゴーへ。

こちらは投票日当日ということもあって昼間からお祭り騒ぎ。そしてやっぱり若者が圧倒的に多い。

 

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街の中心にある広場では本当に多くの人が詰めかけていて、ボルテージは最高潮。

 

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エディンバラの時とは、比にならないくらい賛成派と反対派がドンパチやっていて、マジで殴り合いするんじゃないかと思うくらいの勢いで口論していました。。僕もかなり近くで見ていたのでドキドキ。。

 

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確かに国が「独立」できるチャンスなんてそうそうにないでしょう。1707年にイギリスという連合国ができてから300年近く経って巡ってきた大きなチャンス。現状の社会システムに不満があればあるほど熱くなるのも当然。

 

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もちろん本気でヤバい雰囲気になった時は警察が割って入りその場を沈めます。

 

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まぁもう半年近く前のことなので結果は言うまでもありませんが、反対派が55%の票を集め独立は否決。

「歴史的瞬間」とはなりませんでしたが、一国の独立をかけた現場を生で見る事ができたことは、自分にとって非常に価値あるものでした。

 

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自分よりはるかに年下の女の子がマイクを握りしめ、大勢の前で自分の意見を発言する。

同じ国の者同士が全力で互いの意見をぶつけ合う。

 

特に波風立てず、平和な環境で生きてきた自分としては、その本気度に心打たれるものがありました。

やっぱり、旅をしているとテレビやネット通しては伝わらない「リアル」がそこにはあります。これからも旅を通じて少しでも多くの事を感じていけたらと思います。

 

 - イギリス

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