“Could art change the world? -アートは世界を変えられるのか-“ フランスの写真家 JR
2014/02/06
初めてJRの作品を見た時はそのスケールのデカさに圧倒されました。
アートプロジェクト【Women Are Heroes】におけるケニアでの作品。
貧困、紛争地域で日々絶え間なく続く暴行、性的虐待などの犠牲になりながらも、たくましく生きる女性たちを世界に伝えるプロジェクト。現地で撮影した女性のポートレート写真をプリントして屋根や壁などに貼り付け、展示しています。
JRとは?
JRとは、フランス人写真家/ストリートアーティストで、モノクロのポートレート写真を巨大なプリントにして世界中の壁や屋根に貼り付けているストリートアーティストで、2011年にTED賞を受賞するなど世界的に注目を集めています。
TED公式のページでは日本語訳付きです。
グローバルな参加型プロジェクト【INSIDE OUT】
彼が注目されたのが2011年なのでちょっと古い情報になってしまってますが、昨年には、【INSIDE OUT】プロジェクトとして、東日本大震災の被災地である東北を訪れ、クラウドファンディングサービス「CAMPFIRE」を通して資金を募り、巨大プリンターを積んだ車で現地を周り続けていました。
【INSIDE OUT】日本、東北
僕は、「たった一枚の写真で人は感動できる」って本気で信じていて、JRの作品がまさしくそれかと。
ただデカいから凄いってわけじゃないんです。
誰にだって、「何が凄いかよく分かんないけど、とにかく引きつけられる」って写真があると思います。
そこには撮り手の思想であったり、哲学であったりが含まれていて、写真を通して世界に何を伝えたいのか・表現したのか、ってのがにじみ出ているんです。
そして、そんな直感的で刺激的な写真を撮るってのは、実際誰でもができることではない。
シンプルなモノほど創造するのは難しい。
JRの作品は、誰もが一度はやってみたいなーと考えることを、ためらうことなく、強烈なメッセージに乗せて表現しています。
【INSIDE OUT】イスラエル、ナブルス
曲がりなりにも日々写真を撮っている僕としては、写真を撮るということを改めて考えさせられる出会いでした。
教えて頂いた先輩に感謝です。
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